長崎で開花宣言が出されて、大阪でももうそろそろ桜が花咲くころです。

沖縄では1月、ベトナムでは3月に桜が咲くそうですから、桜の咲く時期ひとつとっても、世界は広いですね。

さくらの『さ』というのは、『田の神』と深くかかわりがあるそうで、早乙女(さおとめ)、早蕨(さわらび)というのは田の神が降臨する、つまり桜の花が田植えの時期の到来を予知させるということなのだそうです。

だから、日本人は桜が咲くのを心待ちにし、桜が咲いたら楽しい気分になるんでしょうね。お米といえば、ベトナムもお米をたくさん食べる国ですし、水耕栽培の稲作という点ではベトナムも共通です。古くは世界の海を渡った室町時代から戦国時代にかけての堺商人の多くはベトナムにも行って商いをしたそうです。

堺の地下を掘ると、ワインのデキャンタ―が出てきたりして、ワインを飲んでいた形跡があるそうですから、案外昔の人も海外の文化を楽しんでいたみたいです。

沖縄の桜は寒緋桜という種類がほとんどで、内地のソメイヨシノとは違うらしいですが、1月ころ今帰仁城で開かれる桜まつりは一見の価値ありです。寒緋桜から抽出した染液で染めると、渋いピンク色にあがって、味わい深いです。ソメイヨシノだとちょっと堅牢度が悪くなるみたいですが。

花粉症が煩わしいですが、それでも、もう春は来ています!

お酒飲むときは、レバープロテクトを忘れずに!